ゼロ歳から始めるお口育て
当院では、女性医師が、3人の娘を育てた経験と最新の歯科医学の知識を元に、 健康なお口でい続けるためのコツをアドバイスいたします。
また、栄養士の資格を持つスタッフや歯科衛生士による離乳食アドバイスも行っています。
1歳までに歯科医院デビューをしましょう!
歯が痛くなってから、歯科医院で治療をする習慣にしてしまうと、「歯医者さん=痛いところ」というイメージがついてしまいます。
そうならないように、まだむし歯の治療をしなくても良い段階から、歯科医院を受診する習慣をつけましょう。
できれば下の前歯が生えそうな頃(生後5,6ヶ月)までには一度、歯科医院に来て歯を診てもらい、フッ素塗布や定期健診をしていく習慣をつくるといいですね。
当院では健診の際に、栄養士によるお口の健康につながる離乳食のコツもお伝えします。
来院のおすすめ時期
歯が生え始める頃 | 生後6~9ヶ月 | 離乳食のアドバイス |
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上下の前歯が生える頃 | 生後11ヶ月~1歳頃 | フッ素塗布、 離乳食のアドバイス 歯みがき方法アドバイス |
奥歯が生える頃 | 1歳2ヶ月~1歳6ヶ月 | フッ素塗布、 食事のアドバイス (離乳食から幼児食・幼児食) 歯みがき方法アドバイス |
すべての乳歯が生えそろう頃 | 2歳6ヶ月頃 | 歯ならびチェック フッ素塗布、 食事のアドバイス 歯みがき方法アドバイス |
しっかりと噛めるこどもを育てるためのアドバイス
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歯育ては、3歳までが大切
「歯育て」というと、むし歯予防を思い浮かべるかもしれませんが、本当に大切なのは、“食べる・話す・呼吸する”といった、お口の機能をしっかり育てることです。
生まれたばかりの赤ちゃんは、授乳や抱っこを通して、あごや舌、口まわりの筋肉を使い始めます。そして、離乳食が始まると、噛む力や飲み込む力が少しずつ育っていきます。
この時期にどのような姿勢で食事をするか、どんな道具を使うか、どんな食べ物を選ぶか——そうした日々の積み重ねが、お口の発達に大きく影響します。
3歳頃までに、しっかり噛む・飲み込む・発音するなどの力の土台が作られることで、将来のむし歯リスクを下げるだけでなく、全身の健康にもつながっていきます。
この時期は、自我が芽生え、生活習慣も身につきやすい大切な時期。 歯みがきやフッ素の習慣だけでなく、「よく噛む」「正しい姿勢で食べる」「鼻で呼吸する」など、“生きる力”を育てるお口育てを意識していきましょう。
子育てのヒント「3歳までに知っておきたい子どものお口育て」シリーズ
マタニティ歯科

赤ちゃんの歯は、お母さんのお腹の中にいる時から作られます。
また、実は、赤ちゃんのむし歯菌は、出産後にお母さんから伝染ることがほとんどです。
むし歯のない健康なお口をプレゼントするために、マタニティ歯科でお母さんの健康なお口作りをしましょう。
当院のマタニティ歯科は
- お母さんのお口の状態のチェック
- 歯のクリーニング (前もって予約いただくと片顎無料です)
- 妊娠中~赤ちゃんの歯が生え始めるまでの食生活・生活習慣のアドバイス
などを行います。
出産後は赤ちゃんのお世話に追われ、なかなか歯科医院に行く時間は取れません。
まだ自分の時間を作れる出産前のこの時期に、お口のチェックをしておきましょう。
また、生まれてくる赤ちゃんに、お母さんのむし歯菌・歯周病菌を移さないためにも、妊娠中にぜひ一度健診を受けるようにしましょう。
当院は、浜松市の妊婦歯科健康診査、委託医療機関です。
母子手帳と同時に交付された受診票を利用することで、無料で妊婦歯科健康診査を受けられます。
健診内容
- 歯科健康診査(歯や歯ぐきの検査)
- 歯科保健指導(ブラッシング指導他)
- 当院独自の取り組み:お子さんのお口を育てる哺乳のコツ
妊娠中の健診は、安定期がベストです。
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妊娠初期
4ヶ月まで
(15週まで) -
妊娠初期は、胎児に影響が出やすい時期のため、特に慎重に治療にあたります。また、つわりでつらいのもこの時期です。無理をしないようにしましょう。歯の痛みや歯ぐきの腫れなどの症状があれば、応急処置を行います。治療が必要な場合は安定期に入ってから行います。
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妊娠中期
5ヶ月〜7ヶ月
(16〜27週) -
妊娠中期に入ると、安定期に入ります。治療の際に麻酔が必要になったとしても、局所麻酔を使いますので、胎児に影響はありません。当院ではレントゲン撮影や投薬も可能ですが、母体と胎児のことを考え、必要最低限の治療法を選択します。
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妊娠後期
8ヶ月以降
(28週以降) -
妊娠後期になると、早産の危険などを避けるために応急的な処置にとどめます。また、お腹が大きくなって、仰向けで治療を受けるのも大変ですので、妊娠初期同様、応急処置が中心になります。
離乳食教室のご案内はこちら
人を良くする…と書いて「食」。
離乳食教室でいい食べ方を学びましょう!
授乳・抱っこ教室のご案内はこちら
お腹にいるときから赤ちゃんのお口育ては始まっています。
一緒に楽しく学びましょう!